本社

〒450-0002
名古屋市中村区名駅5-28-1
名駅イーストビル5F

東京営業所

〒108-0023
東京都港区芝浦3-20-6
芝浦MYビル4F

お問い合わせ

中古旋盤を探しているが、「どの機種を選べばいいか」「相場はいくらか」「どこで買うのが安全か」と迷っている方は多いはずです。

本記事では、機種別の価格相場から購入前のチェックポイント、信頼できる購入先の選び方まで

、工作機械のプロが現場目線で整理しました。

コスト削減と品質維持を両立する中古旋盤の選び方を、具体的な在庫実例とともに解説していきます。

中古旋盤の種類と用途

中古旋盤を探す前に、まず機種の種類と自分の用途を照らし合わせておきましょう。

機種を間違えると、加工精度・生産性・コストのいずれかで大きく損をします。

汎用旋盤

汎用旋盤は、職人が手動ハンドルで刃物台を動かしながら削る、旋盤の基本機種

です。

プログラム不要で段取り替えが早く、試作・1品物・修理など多品種少量の加工に向いています。

中古市場では4尺〜6尺クラスが流通の中心です。製造年が古い機械も多く、ベッドの摩耗状態を念入りに確認してください。

NC旋盤・CNC旋盤

NC旋盤はプログラム入力で自動切削できる旋盤

で、小ロット量産・精度要求のある加工に向いています。

制御装置の世代でメンテナンスコストが大きく変わるため、FANUC(ファナック)・三菱電機の型番を購入前に確認してください。

ターニングセンタ・自動旋盤

ターニングセンタは旋盤とマシニングセンタを一体化した複合加工機

で、旋削・穴あけ・フライス加工を1台でこなせます。

自動旋盤は棒材の大量小径加工向けで、中古相場は44〜440万円です。

卓上旋盤・ミニ旋盤

ミニ旋盤・卓上旋盤は個人工房やDIY向けの小型機で、2〜30万円程度の中古が流通しています。

用途別推奨機種マトリクス(2026年6月時点)

用途

推奨機種

中古相場目安

試作・1品物・修理

汎用旋盤

20〜150万円

小ロット量産・精度要求あり

NC旋盤(CNC旋盤)

80〜450万円

大量生産・多工程複合

ターニングセンタ

400万〜1,500万円以上

棒材の大量小径加工

自動旋盤(バーフィーダ付き)

44〜440万円

個人工房・DIY・小物加工

卓上旋盤・ミニ旋盤

2〜30万円

※価格は在庫状況によって変動します。

中古旋盤の価格相場(種類別・メーカー別)

中古旋盤の価格は機種・メーカー・年式・付属品の有無によって大きく開きます。

搬入・設置にかかる費用まで含めた「総費用」で予算を組むことが、導入後の想定外出費を防ぐポイントです。

機種別の中古価格レンジ(2026年6月時点)

汎用旋盤は20〜150万円が中古相場の中心帯

で、有名メーカー機でも100万円台前半が多い水準です。

小型CNC旋盤は80〜250万円、中型CNC旋盤は150〜450万円、複合NC旋盤は400万〜1,500万円以上と、機能が上がるほど価格も上がります。

シェアリングファクトリー実在庫の価格実例

機種

メーカー

型式

年式

価格

汎用旋盤

滝澤鉄工所

TAL460×800

1994年

55万円

汎用旋盤

豊和産業

STRONG 650

1978年

18.7万円

NC旋盤

ヤマザキマザック

QT18N(Quick Turn)

1992年

16.5万円

NC複合旋盤

ヤマザキマザック

INTEGREX 200Y

不明

330万円

CNC精密自動旋盤

ツガミ

S206

2014年

440万円

複合NC旋盤

オークマ

MULTUS B300

2007年

770万円

※価格は2026年6月17日時点の在庫情報です。在庫状況により変動します。最新情報はお問い合わせください。

見落としがちな「搬入・設置費用」と初期コストの全体像

搬入・設置費用は機械のサイズや搬入距離によって大きく変動

し、大型機はクレーン・ユニック車の手配が必要になるため、必ず事前に業者へ見積もりを取ってください。

旋盤は三相200V電源が必要な機種が多く、単相100V環境では電気工事(三相200V新規引き込みで10〜20万円程度)が別途発生します。

付属品が揃っていない場合はさらに10〜30万円かかるため、予算は本体価格の1.3〜1.5倍で計画してください。

出典:シェアリングファクトリー在庫ページ

https://sales.sharingfactory.co.jp/listings?search_listing%5Bmain_category_id%5D=1&search_listing%5Bsub_category_id%5D=13

中古旋盤を買う前に必ず確認したいチェックポイント

中古旋盤の状態チェックは、購入後のトラブルを防ぐための最重要ステップです。

「見た目がきれい」だけでは判断できない精度劣化が潜んでいることも多く、以下の5項目を軸に確認を進めましょう。

① ベッドと摺動面の摩耗

ベッド(旋盤本体の基台部分)の摩耗は、加工精度に最も直結する劣化要因

です。

刃物台が移動するベッド面が摩耗すると真円精度が落ち、製品の寸法不良に直結します。

特に爪・刃物台の移動範囲の端部(使用頻度が低いエリア)との段差を指でなぞって確認することが現場での基本動作です。

目立つ凹凸や引っかかりがある場合は、オーバーホール費用が本体価格に上乗せされると覚悟しておいてください。

② 主軸(スピンドル)の振れと異音

主軸(スピンドル)は旋盤のエンジンにあたる部位で、ここの回転精度が仕上げ面の粗さに直結します。

手回しでガタつきがないか、低速・高速回転時に異音がないかを試運転で必ず確認してください。

チャック(工作物を掴む爪付き円盤)の状態も見落とせません。三爪・四爪・コレット・パワーチャックそれぞれで把握精度と爪の摩耗を確認しましょう。

③ タレットの位置決め精度

タレット(刃物台)の位置決め精度は、NC旋盤・タレット旋盤での加工品質に直結

します。

工具を交換した後、同じ位置に戻れるかどうか(割り出し精度)が重要で、繰り返し精度が低いと加工ごとに寸法がばらつきます。

試運転では工具交換サイクルを複数回繰り返し、寸法変動を実測で確認しておきましょう。

④ 制御装置の世代とリスク(FANUC・三菱電機)

FANUC(ファナック)の制御装置は世代によって部品供給状況が異なり、旧型ほど修理リスクが高まります。

中古NC旋盤を選ぶ際は制御装置の型番を必ず確認し、購入前に部品供給可否を問い合わせてください。

FANUC制御装置の世代別リスク

世代

代表型番

部品供給状況

中古選定時の注意点

現行世代

0i-F、0i-MODEL F Plus

良好・安心

迷ったらこの世代を選ぶ

中間世代

16i、18i、21i

入手可能・要確認

購入前に業者へ在庫確認を

旧世代

0M、6T(1990年代以前)

代替部品対応が主体

修理リスクは残るため整備業者との関係が重要

三菱電機製も同様に世代を必ず確認し、契約前に整備体制を確かめましょう。

⑤ 通電確認・テストカット・付属品の有無

実機を見ずに購入すると、主軸の振れや異音が購入後に発覚するリスクが高まります。

中古旋盤は状態のばらつきが大きく、可能であれば試運転立ち会いと実際のテストカットを要求しましょう。

付属品(チャック・バイト・ツールホルダー)が一式揃っているかどうかも必ず確認してください。

現場知見:「前の工場の業種」で機械の状態は変わる

旋盤の状態は使用環境によって大きく左右されます。

製缶屋(鉄管・重板の切削)で使われた機械はベッドのガタが多い傾向があり、真鍮・内燃機(エンジン部品)加工屋の機械は痛みが少ないケースが多い。

前の工場の業種や主な加工素材を業者に確認することが、状態判断の重要な手がかりになります。

出典:工作機械のいろは|旋盤とは?種類・構造・加工方法・中古選びのポイントまで徹底解説

https://www.kousakukikai.tech/lathe/

旋盤メーカーと中古で選ぶときのポイント

中古旋盤ではメーカー選びが長期的な維持コストを左右します。

安心して使えるメーカーと、部品調達に注意が必要なメーカーを事前に把握しておきましょう。

中古でも安心して選べる主要メーカー

ヤマザキマザック・オークマ・DMG森精機の3社は国内シェアが高く、中古市場の流通量も豊富

です。

ヤマザキマザックのQuick TurnやINTEGREXは部品供給体制が整い、アフターサービスも受けやすい強みがあります。

TAKISAWA(2022年10月に「株式会社滝澤鉄工所」から社名変更)のTCN-2000・TCC-2100は汎用性の高いNC旋盤で整備業者も比較的多く、シチズンマシナリーも整備記録が豊富で選びやすいメーカーです。

なお、ワシノ機械ブランドの中古機は市場に多く流通しており、整備対応業者を通じて入手できます。

製造元の部品供給リスクを確認する

メーカーが工作機械事業から撤退・廃業すると、純正部品の入手が難しくなり、故障時に修理が長期停止するリスクがあります。

古い機種を中古で検討する際は、製造元が現在も部品供給を続けているか、代替部品に対応できる整備業者がいるかを購入前に必ず確認してください。

本体価格の安さだけで判断すると、いざ故障した際に生産が止まりかねません。導入前に整備体制まで含めて見極めましょう。

出典:株式会社TAKISAWA|会社概要・会社沿革

https://www.takisawa.co.jp/company/info.html

中古旋盤のメリット・デメリット

「中古で本当に大丈夫か」という疑問に、メリットとデメリットの両面から正直にお答えします。

用途と予算を明確にした上で判断することが、後悔しない選択への近道です。

中古旋盤の主なメリット

中古旋盤の最大のメリットは、大幅なコスト削減

です。

新品で500万円するNC旋盤が、中古では150〜200万円台で入手できるケースも珍しくありません。

即納性も大きな強みで、新品の場合は製造工程があるため中古より納期がかかるのが一般的ですが、中古機なら数週間での稼働も見込めます。

試作専用機・補助機械としての導入には、コスト面で中古が合理的な選択です。

中古旋盤の主なデメリットと注意点

中古旋盤の最大のデメリットは、保証が限定的または皆無な点

です。

整備済みでも使用環境によって内部の消耗具合は異なり、購入後にオーバーホール費用が本体と同額になることもあります。

精度要求が高い量産ラインや24時間連続稼働が前提の現場では、年式の新しい機械か新品を選ぶほうがリスクを抑えられます。

出典:TKG株式会社コラム|工作機械としての中古CNC旋盤のメリットを解説!

https://tkg14.jp/column/detail/20240301224855/

中古旋盤の購入先を比較:業者・ヤフオク・フリマの違い

中古旋盤の購入先は大きく3つに分かれます。

それぞれの特徴とリスクを理解した上で、自分の状況に合ったルートを選んでください。

中古機械専門業者(中古機械商社)

中古機械専門業者は整備済み・試運転確認済みの旋盤を提供できる、最も安心な購入ルート

です。

現物確認・搬入・設置・アフターサービスまで一括して対応できる業者を選べば、購入後のトラブルを最小化できます。

価格は個人売買と比べて高めですが、整備費・保証・立ち会い試運転のコストが含まれていると考えれば納得感のある設定です。

ネットオークション(ヤフオク等)と個人売買

ヤフオク等のネットオークションは価格が安い反面、現物確認が原則できないため状態の見極めが難しい購入ルート

です。

売り手が機械の専門家ではないケースも多く、主軸の振れや制御装置の動作状況を正確に申告できていないこともあります。

ジモティーなどの個人売買は価格が最安ですが、保証・整備・搬入対応はすべて自己手配となり、手間と知識が相応に求められます。

購入先比較

購入先

価格

現物確認

保証

整備状態

搬入対応

初心者向け

中古機械専門業者

高め

可能

あり

整備済み

対応可

◎

中古機械販売サイト

中程度

交渉次第

条件次第

状態様々

要別途手配

○

ネットオークション

安い

原則不可

なし

未整備多い

要別途手配

△

フリマ・ジモティー

最安

対面可

なし

未整備

自己手配

×

出典:機械工具買取ハディズ|汎用旋盤を高く売るには?失敗しない買取業者選びのポイント

https://mac-hadis.com/blogs/%E6%B1%8E%E7%94%A8%E6%97%8B%E7%9B%A4%E3%82%92%E9%AB%98%E3%81%8F%E5%A3%B2%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%EF%BC%9F%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E8%B2%B7%E5%8F%96%E6%A5%AD%E8%80%85%E9%81%B8%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88

旋盤を中古で売る・買取に出すポイント

設備入れ替えや廃業に伴って旋盤を手放したい場合は、買取相場と高く売るためのポイントを把握しておくと査定結果が変わります。

中古旋盤の買取相場(2026年6月時点)

汎用旋盤の買取相場は20〜50万円、NC旋盤は10〜200万円超が目安

です(2026年6月時点)。

メーカー・年式・稼働状況によって大きく変動するため、あくまでも参考の目安として捉えてください。

ヤマザキマザック・オークマ・DMG森精機などの大手メーカー機は年式が比較的新しければ価格が落ちにくく、廃業メーカー機や旧型制御装置搭載機は買取価格が下がりやすい傾向があります。

高く売るための3つのポイント

旋盤を高く売るために重要なのは、①メーカー・型式の確認、②稼働実績の記録提示、③付属品の一式揃えの3点

です。

チャック・バイト・ツールホルダーが一式揃っていると、買取業者側で別途調達する手間が省けるため査定額に上乗せされるケースが多くあります。

加工動画やメンテナンス記録があれば状態をプラス評価されやすく、複数業者への同時見積もりも適正価格を引き出す有効な手段です。

出典:機械買取センター|旋盤の高価買取|中古旋盤を全国対応で無料査定

https://kikaikaitori-center.com/lathe-page/

中古工作機械の売買・レンタルはシェアリングファクトリーへ

当社シェアリングファクトリーは、旋盤をはじめとする工作機械の中古売買・レンタルを専門に取り扱っています。

2026年6月時点で旋盤カテゴリだけで165件超の在庫を保有しており、汎用旋盤から複合NC旋盤・ターニングセンタまで幅広い機種をご用意しています。

試運転確認済み・整備済みの在庫を中心に取り扱い、搬入・設置への対応も可能

です。

機種選定や予算相談もお気軽にご相談ください。ご希望の用途・予算・加工ワークをお伝えいただければ、最適な機械をご提案します。

工作機械の売買・導入でお困りの際は、シェアリングファクトリーへお気軽にお問い合わせください。

旋盤の中古購入についてよくある質問

Q1. 中古旋盤はどこで購入できますか?

A. 中古機械専門業者(中古機械商社)、ネットオークション(ヤフオク等)、中古機械販売サイトの3ルートが主流です。整備済みで試運転確認済みの機械を選べる専門業者が最もリスクの低い購入先です。

オークションは価格が安い反面、現物確認が難しく、初心者には搬入トラブルや状態不良のリスクがあります。

Q2. 中古旋盤の価格相場はいくらですか?

A. 機種によって大きく異なります。

汎用旋盤:20〜150万円、小型NC旋盤:80〜250万円、中型CNC旋盤:150〜450万円、複合ターニングセンタ:400〜1,500万円以上が2026年6月時点の目安です。

搬入・設置費用は機械のサイズや搬入距離によって変動するため、事前に業者へ見積もりを取りましょう。予算は本体価格の1.3〜1.5倍を想定しておくことをおすすめします。

Q3. 中古旋盤を購入する際に必ず確認すべき項目は何ですか?

A. ①ベッドの摩耗、②主軸の振れ・異音、③タレットの位置決め精度、④制御装置の世代(旧型FANUC 0M・6T系は代替部品対応が主体で修理リスクが残る)、⑤通電・試運転確認(加工動画の提供を求めると安心)、⑥付属品(チャック・バイト・ツールホルダー)の有無、の6点が現場での基本チェック項目です。

Q4. 廃業したメーカーの中古旋盤は購入しても大丈夫ですか?

A. リスクを理解した上でなら選択肢の一つになります。

工作機械事業から撤退・廃業したメーカーの機械は純正部品の入手が難しいため、代替部品に対応できる整備業者との関係がある場合に限り導入を検討してください。

価格の安さが魅力ですが、修理が長期停止するリスクがある点を念頭に置いてください。

Q5. 中古旋盤と新品旋盤、どちらを選ぶべきですか?

A. 試作・小ロット・補助機械用途には中古旋盤のコスト優位が大きく、即納できるケースも多い点がメリットです。

量産ライン・精密加工・24時間稼働が前提の現場では、年式の新しい中古か新品を選ぶ方が長期的なリスクを抑えられます。用途と予算のバランスで判断してください。

まとめ:3つのポイントを押さえて、中古旋盤の導入を成功させよう

中古旋盤の選択を成功させる鍵は、用途に合った機種の絞り込み、ベッド摩耗・主軸精度・制御装置世代の3点確認、そして整備済み機械を扱う信頼できる購入先の選定にあります。

価格相場(汎用旋盤20〜150万円・NC旋盤80〜450万円)に搬入・設置費を加えた総費用で予算を組み、廃業メーカー機のリスクも踏まえて機種を絞ることが、導入後の後悔を防ぐ近道です。

工作機械の売買・レンタルをご検討の方は、お気軽にご相談ください。