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「CNC旋盤の導入を検討しているけれど、NC旋盤との違いや種類が多すぎて選び方がわからない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。 CNC旋盤は種類ごとに得意な加工や価格帯が大きく異なるため、基本を押さえておくことが機種選定の第一歩です。

 この記事では、CNC旋盤の仕組み・種類・メリットとデメリット・主要メーカー・価格相場・導入のポイントまで、現場目線でわかりやすく解説しています。 読み終える頃には、自社の加工目的に合ったCNC旋盤を選ぶための判断軸が身についているでしょう。

CNC旋盤とは

CNC旋盤についての図解

CNC旋盤とは、CNC(Computer Numerical Control:コンピュータ数値制御)装置を搭載した旋盤のことです。あらかじめ作成したプログラムに従い、工具の動きを自動で制御して金属を削り出す工作機械を指します。 CNC旋盤の基本を理解するために、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 基本構造
  2. NC旋盤との違い

それぞれ解説していきます。

CNC旋盤の仕組みと基本構造

CNC旋盤は、大きく分けて主軸(ワークを回転させる軸)、チャック(ワークを固定する爪)、刃物台(タレット:工具を取り付ける回転式ホルダー)、ベッド(機械全体を支える土台)、CNC制御装置(操作盤)の5つで構成されています。

加工の流れはシンプルです。 チャックに固定したワーク(加工対象の金属素材)を主軸で高速回転させ、タレットに取り付けたバイト(切削工具)を押し当てて削り出していきます。

CNC制御装置がX軸(工具の前後方向)とZ軸(主軸方向)の2軸をミクロン単位で制御するため、熟練者でなくてもプログラム通りの高精度な加工を再現できるのが最大の特長です。

CNC旋盤とNC旋盤の違い

「CNC旋盤とNC旋盤は何が違うの?」と疑問を持つ方はとても多いですが、現在ではほぼ同じ意味で使われているのが実情です。

厳密に区別すると、NC旋盤は1950年代に登場した数値制御旋盤の総称で、初期はパンチテープで指令を送る方式でした。 その後、制御装置にコンピュータが組み込まれた段階で「CNC旋盤」と呼ばれるようになっています。 現

在製造・販売されている旋盤はすべてコンピュータ制御のため、NC旋盤=CNC旋盤と考えて問題ありません。

ただし、メーカーのカタログや中古市場では「NC旋盤」の表記が残っている場合もあるため、購入時は制御装置の世代を確認しておくと安心でしょう。

 

比較項目

NC旋盤(初期型)

CNC旋盤(現行型)

制御方式

パンチテープ・紙テープ

コンピュータ(メモリ内蔵)

記憶容量

限定的

大容量(複数プログラム保存可)

操作性

プログラム修正に手間がかかる

画面上で編集・シミュレーション可能

現在の流通

中古市場のみ

新品・中古ともに流通

CNC旋盤でできる加工の種類

CNC旋盤では、円筒形状の部品を中心にいろいろな切削加工を行えます。 主な加工の種類は以下の3つです。

  1. 外径加工・内径加工・端面加工
  2. ねじ切り・溝入れ・突っ切り加工
  3. 複合加工(ミーリング・穴あけ)

それぞれ解説していきます。

外径加工・内径加工・端面加工

外径加工は、回転するワークの外側をバイトで削って円筒形に仕上げる、旋盤の最も基本的な加工方法です。 自動車のシャフトや油圧シリンダーのロッドなど、丸棒形状の部品加工で広く使われています。

内径加工(ボーリング)は、ワークの内側を中ぐりバイトで削り広げる加工です。 パイプやスリーブのように内部に穴が必要な部品を、指定の内径寸法に仕上げられます。

端面加工は、ワークの端(側面)を平らに削る工程です。 部品の全長を正確に揃えたいときや、他の部品との接合面を平滑にしたいときに欠かせません。

ねじ切り・溝入れ・突っ切り加工

ねじ切り加工は、ワークの外径または内径にねじ山を刻む加工です。 CNC旋盤では主軸の回転速度と工具の送り量を同期制御するため、ピッチ(ねじ山の間隔)が0.01mm単位で安定した高品質なねじを量産できます。

溝入れ加工は、ワークの外周や端面にV溝・U溝などの溝を削り込む工程です。 Oリング(シール用ゴムリング)の装着溝やスナップリング溝など、機械部品では頻繁に必要となる加工のひとつといえるでしょう。

突っ切り加工は、丸棒材から必要な長さの部品を切り離す工程です。 バーフィーダ(棒材供給装置)と組み合わせれば、材料供給から切断まで無人で連続加工ができます。

複合加工(ミーリング・穴あけ)

近年のCNC旋盤には、回転工具(ミーリングツール)を装着できる機種が増えています。 旋削だけでなく、フライス加工や穴あけ・タップ加工まで1台で完結できるため、工程間のワーク移動が不要になり、加工時間の短縮と精度向上を両立できるのが大きなメリットです。

現場では、自動車エンジン部品のユニオンボルト(油液循環用の接続部品)のような交差穴を持つ複雑形状の加工にも対応しています。 交差部分ではバリ(削りカス)が発生しやすいため、専用工具でバリ除去を行うのが品質を安定させるコツです。

CNC旋盤の種類と特徴

CNC旋盤の種類と特徴についての図解

CNC旋盤は加工対象や生産方式によって大きく7種類に分かれます。 主な分類は以下の通りです。

  1. 主軸台固定型と主軸台移動型(スイス型)
  2. タレット旋盤・2スピンドル旋盤・複合加工機
  3. 立型旋盤・正面旋盤

それぞれ解説していきます。

主軸台固定型と主軸台移動型(スイス型)

主軸台固定型は、主軸が固定された状態で刃物台が移動して加工するタイプで、CNC旋盤の中で最も普及している標準的な方式です。 幅広い材料径に対応でき、汎用性が高い点が支持されています。

一方、主軸台移動型(スイス型)は、ガイドブッシュ(材料を支える筒状の部品)のすぐ近くで刃物が切削する構造を採用しています。

材料のたわみが極めて小さいため、時計部品や医療機器の針など、直径1mm以下の極細部品でもミクロン単位の精度で加工できるのが最大の強みです。 スイスの時計産業で発展したことから「スイス型」と呼ばれています。

タレット旋盤・2スピンドル旋盤・複合加工機

タレット旋盤は、回転式の刃物台(タレット)に10本以上の工具を装着でき、工具の自動交換によって多工程加工を連続で行えるタイプです。

1回のチャッキングで外径加工・内径加工・ねじ切りまで完了できるため、段取り替えの時間を大幅に削減できます。

2スピンドル旋盤は、主軸を2本備えた構造で、ワークの表面加工が終わったらサブスピンドルへ受け渡し、裏面も連続して加工できます。 表裏の加工を1台で完結できるため、工程集約と生産性向上に効果的でしょう。

複合加工機は、旋削に加えてミーリング(フライス加工)やドリル加工も1台でこなせるタイプです。 DMG森精機やオークマなど大手メーカーが注力しており、多品種少量生産の現場で導入が進んでいます。

立型旋盤・正面旋盤

立型旋盤は、主軸が垂直に配置されたCNC旋盤で、テーブル(回転台)の上にワークを載せて加工します。 直径1m以上の大型フランジや重量物を安定してチャッキングできるのが特徴で、発電設備や建設機械の部品加工に多く使われています。

正面旋盤は、大径で薄い円盤状のワークを加工するのに適したタイプです。 面板(大型の取付板)にワークをボルトで固定し、端面や外径の加工を行います。

近年は立型旋盤や複合加工機に置き換わるケースが増えていますが、特定の大型加工では依然として活躍している機械です。

※3 出典:工場DX研究所|CNC旋盤とは?NC旋盤との違い https://smart-factory-kenkyujo.com/cnc-senban/

CNC旋盤のメリット・デメリット

CNC旋盤の導入を検討するうえで、メリットとデメリットの両面を把握しておくことが大切です。 汎用旋盤との比較を中心に、それぞれ見ていきましょう。

  1. CNC旋盤を導入する5つのメリット
  2. CNC旋盤のデメリット・注意点

それぞれ解説していきます。

CNC旋盤を導入する5つのメリット

CNC旋盤の最大のメリットは、1/1000mm(ミクロン)単位の高精度な加工を安定して繰り返せる点です。 主なメリットを5つに整理しました。

 

メリット

内容

高精度

プログラム制御により1/1000mm単位の寸法精度を実現

品質安定

作業者の技量に左右されず、同じ品質の部品を量産できる

自動化

バーフィーダやロボットと連携すれば夜間の無人運転も可能

多品種対応

プログラムを切り替えるだけで異なる形状の部品を加工できる

安全性向上

カバーで覆われた構造のため、切粉の飛散や巻き込み事故のリスクが低い

 現場の実感として、汎用旋盤で熟練工が1個ずつ加工していた部品をCNC旋盤に置き換えると、生産スピードが3〜5倍に向上するケースは珍しくありません。

CNC旋盤のデメリット・注意点

一方で、CNC旋盤にはいくつかの注意点もあります。

初期投資が高額になる点は最も大きなハードルでしょう。 新品の場合、小型機でも500万円前後、中〜大型機では1,000万円を超える機種が一般的です(2026年4月時点)。

NCプログラムの作成スキルが求められる点も見逃せません。 Gコード(G00=早送り、G01=直線補間など約70種類の加工指令)の基礎知識が必要ですが、最近は対話式のプログラミング画面を備えた機種も増えており、未経験者でも比較的短期間で習得できるようになっています。

定期的なメンテナンスコストも考慮しておきましょう。 ボールねじやガイドウェイの摩耗、制御装置の劣化など、汎用旋盤より部品点数が多い分、保守にかかる費用と手間が上乗せされます。

CNC旋盤の主要メーカー一覧

CNC旋盤のメーカーは、大きく「総合工作機械メーカー」と「CNC自動旋盤専業メーカー」の2つに分けられます。 それぞれの代表的な企業を紹介していきましょう。

  1. 国内主要メーカー(DMG森精機・オークマ・ヤマザキマザック等)
  2. CNC自動旋盤メーカー(ツガミ・シチズンマシナリー・スター精密)

それぞれ解説していきます。

国内主要メーカー(DMG森精機・オークマ・ヤマザキマザック等)

日本は世界有数の工作機械生産国で、CNC旋盤の分野でも高い技術力を持つメーカーが揃っています。

メーカー名

本社所在地

得意分野・特徴

DMG森精機

奈良県

複合加工機・5軸MCで世界最大手。旋削とミーリングの統合に強い

オークマ

愛知県

自社開発のOSP制御装置を搭載。NC旋盤・MC全般に幅広いラインナップ

ヤマザキマザック

愛知県

独自のMAZATROL対話式プログラミングで操作性に定評がある

このほか、CNC制御装置ではファナックが世界シェアNo.1のポジションを占めています。 多くの工作機械メーカーがファナック製の制御装置を採用しているため、操作画面に見覚えのある方も多いでしょう。

CNC自動旋盤メーカー(ツガミ・シチズンマシナリー・スター精密)

CNC自動旋盤(小径部品の量産に特化した旋盤)の分野では、日本メーカーが世界市場をリードしています。

 

メーカー名

本社所在地

得意分野・特徴

ツガミ

東京都(主力工場:新潟県)

小型精密CNC自動旋盤のトップメーカー。電子部品・医療分野に強い

シチズンマシナリー

長野県

スイス型自動旋盤のパイオニア。Cincom・Miyanoブランドで展開

スター精密

静岡県

スイス型自動旋盤に特化。高速加工と省スペース設計に定評がある

 時計・医療機器・電子部品など精密小径部品の量産現場では、上記3社のCNC自動旋盤が圧倒的なシェアを持っています。 加工径が小さい(φ32mm以下)部品を大量生産するなら、CNC自動旋盤は有力な選択肢です。

 

※4 出典:一般社団法人 日本工作機械工業会|会員企業一覧 https://www.jmtba.or.jp/members

CNC旋盤の価格相場【新品・中古】

CNC旋盤の導入を検討するうえで、最も気になるのが価格でしょう。 新品と中古では価格帯に大きな差があるため、それぞれの相場感を把握しておくことが大切です。

  1. 新品CNC旋盤の価格帯
  2. 中古CNC旋盤の価格帯と選び方

それぞれ解説していきます。

新品CNC旋盤の価格帯

新品CNC旋盤の価格は、機種のサイズや機能によって大きく異なります(2026年4月時点)。

 

カテゴリ

価格帯の目安

代表的な用途

卓上型・小型

100万〜500万円

教育機関・試作・ホビー向け

中型(チャック径6〜10インチ)

500万〜1,500万円

中小製造業の汎用加工

大型・高機能型

1,500万〜2,000万円以上

量産ライン・複合加工

 

中小製造業で最も導入の多い中型クラスは、500万〜1,500万円が一般的な価格帯です。 複合加工機やマルチスピンドル機になると2,000万円を超えるケースもあるため、加工目的と生産量に見合った機種選定が費用対効果を左右します。

中古CNC旋盤の価格帯と選び方

中古CNC旋盤は、16.5万〜880万円と幅広い価格帯で流通しています(2026年4月時点)。 年式・メーカー・制御装置の世代・稼働時間によって価格差が大きいため、安さだけで飛びつくのは避けたいところです。

中古CNC旋盤を選ぶ際にチェックしておきたいポイントは以下の通りです。

  • バックラッシ(ボールねじの遊び)の量:摩耗が進むと加工精度に直結する
  • 摺動面(すべり面)の状態:傷や摩耗がないか目視と手触りで確認
  • CNC制御装置の世代:古い制御装置は補修部品の入手が困難になりやすい
  • 主軸ベアリングの状態:異音や振動がないか、実際に回転させて確認

経験豊富なオペレーターは加工中の「音」の変化で工具摩耗や主軸の異常を察知するといわれています。 中古機を検討する際は、可能であれば実機を動かして加工音や振動を確認するのがおすすめです。

※5 出典:機械比較ドットコム|旋盤のおすすめメーカーと価格相場 https://kikai-hikaku.com/1518

CNC旋盤の使い方と加工の流れ

CNC旋盤の基本的な使い方は、大きく「プログラム作成」と「段取り・加工実行」の2段階に分かれます。 それぞれの手順を見ていきましょう。

  1. 図面設計からNCプログラム作成まで
  2. 段取り・加工実行・仕上げまでの手順

それぞれ解説していきます。

図面設計からNCプログラム作成まで

CNC旋盤で加工を始めるには、まず図面(設計データ)をもとにNCプログラムを作成する必要があります。 作成方法は主に3つです。

  1. 手動プログラミング:Gコード・Mコードを直接入力する方法。基本を理解するうえで欠かせないスキル
  2. 対話式プログラミング:CNC制御装置の画面で形状や寸法を入力すると、自動でGコードを生成してくれる方式
  3. CAD/CAMソフト:PCで3Dモデルを作成し、CAM(Computer Aided Manufacturing)ソフトで工具経路を自動計算する方法

Gコードは約70種類ありますが、実務で頻繁に使うのはG00(早送り)・G01(直線補間)・G02/G03(円弧補間)など一部に限られます。 現場のベテランによると、「完璧なプログラムを目指すよりも、7割の完成度でまずシミュレーターを動かしてみる」のが上達の近道だそうです。

段取り・加工実行・仕上げまでの手順

NCプログラムが完成したら、次は段取り(セットアップ)に入ります。 段取りから仕上げまでの流れは以下の通りです。

 工具の取り付け:タレットに必要なバイト・ドリル・タップ等をセットする

  1. ワークのチャッキング:チャックに材料を固定し、芯出し(中心合わせ)を行う
  2. 原点設定:ワーク座標系の基準点を設定する(ツールセッターを使うと効率的)
  3. テスト加工:1個目は低速で試し削りを行い、寸法を測定して補正値を入力する
  4. 量産加工:問題がなければ本番の連続加工を開始する

 段取りの精度が加工品質の8割を決めるといわれるほど、工具のセットや原点設定は重要な工程です。 バーフィーダ(棒材自動供給装置)やオートローダーを導入すれば、材料の供給から加工・排出まで無人で連続運転できるようになります。

 ※6 出典:製造業チャンネル|NC旋盤プログラミングを学ぶには? https://seizogyo-channel.com/news/nc_program/

CNC旋盤の導入で失敗しないためのポイント

CNC旋盤は高額な設備投資です。 導入後に「想定と違った」とならないよう、事前に押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

  1. 加工目的と生産量に合った機種を選ぶ
  2. メンテナンス体制と導入後サポートを確認する

それぞれ解説していきます。

加工目的と生産量に合った機種を選ぶ

CNC旋盤を選ぶ際は、「何を・どれくらい・どの精度で加工したいか」を明確にするのが出発点です。

小ロットの試作品がメインなら、段取り替えが容易な主軸台固定型のシンプルな機種で十分対応できます。 月産数千〜数万個の量産ラインを構築したい場合は、バーフィーダ付きのCNC自動旋盤が適しているでしょう。

加工径がφ32mm以下の小径部品ならスイス型自動旋盤、φ300mmを超える大型部品なら立型旋盤と、ワークのサイズで最適な機種が変わる点も見落とせないポイントです。

メンテナンス体制と導入後サポートを確認する

CNC旋盤は精密機械であるため、日常的な点検と定期メンテナンスが加工精度を維持するカギになります。

チェックしておきたい項目は以下の通りです。

  • メーカーのサービス拠点:自社工場から近い場所に拠点があるか
  • 補修部品の供給体制:制御装置やサーボモータの交換部品が安定して入手できるか
  • トラブル時の対応速度:故障発生から復旧までの目安時間(SLA)を確認しておく

特に中古機の場合、制御装置が旧世代だと補修部品が製造中止になっているケースもあります。 購入前にメーカーや販売店のサポート体制を確認しておくと、導入後のトラブルを最小限に抑えられるでしょう。

工作機械の売買・導入はシェアリングファクトリーへ

CNC旋盤をはじめとする工作機械の導入では、「新品と中古のどちらが自社に合っているのか」「予算内で最適な機種はどれか」といった悩みがつきものです。

シェアリングファクトリーは、中古工作機械の売買・レンタルを専門とするサービスで、豊富な在庫の中からお客様の加工目的や予算に合った機種をご提案しています。

CNC旋盤・NC旋盤・マシニングセンタなど幅広い工作機械を取り扱っており、機械の選定から搬入・据付まで一貫してサポートしているのが強みです。

「まずは中古機で試してみたい」「使わなくなった機械を売却したい」といったご相談にも柔軟に対応しています。

工作機械の売買・導入でお困りの際は、シェアリングファクトリーへお気軽にお問い合わせください。

 

CNC旋盤についてよくある質問

Q1. CNC旋盤とNC旋盤の違いは何ですか?

NC旋盤は数値制御旋盤の総称で、CNC旋盤はコンピュータ数値制御旋盤を指します。

初期のNC旋盤はパンチテープで制御していましたが、現在はすべてコンピュータ制御のため、NC旋盤とCNC旋盤は実質的に同じ機械と考えて問題ありません。

メーカーカタログや中古市場では旧来の「NC旋盤」表記が残っている場合もあるため、購入時は制御装置の世代を確認しておくとよいでしょう。

Q2. CNC旋盤の価格はどれくらいですか?新品と中古の相場は?

新品CNC旋盤は卓上型で100万〜500万円、中型で500万〜1,500万円、大型・高機能型で1,500万〜2,000万円以上が目安です(2026年4月時点)。

中古は16.5万〜880万円と幅広く、年式・メーカー・制御装置の世代によって大きく変動します。中古機を検討する際は、バックラッシの量や主軸ベアリングの状態を実機で確認するのがおすすめです。

Q3. CNC旋盤のメーカーで国内シェアが高いのはどこですか?

総合工作機械メーカーではDMG森精機・オークマ・ヤマザキマザックの3社が国内外で高いシェアを持っています。

CNC自動旋盤の分野ではツガミ・シチズンマシナリー・スター精密が世界市場をリードしており、特に精密小径部品の量産で圧倒的な実績があります。CNC制御装置ではファナックが世界シェアNo.1です。

Q4. CNC旋盤を操作するのに資格は必要ですか?

CNC旋盤の操作自体に法的な資格は必要ありません。ただし、「機械加工技能士」の国家資格を取得しておくと、技術力の証明やキャリアアップに有利です。

機械加工技能士は特級・1級・2級・3級の4段階があり、旋盤作業やフライス盤作業など作業区分ごとに受験できます。企業によっては資格手当を設けているところもあるため、取得を検討する価値は十分あるでしょう。

Q5. CNC旋盤の耐用年数(法定耐用年数)は何年ですか?

CNC旋盤の法定耐用年数は、使用する業種の設備分類によって異なります(減価償却資産の耐用年数等に関する省令・別表第二)。

金属製品製造業の場合は10年、輸送用機械器具製造業では9年など、業種ごとに定められているため、自社の業種区分を確認しておきましょう。

法定耐用年数はあくまで会計上の基準であり、適切なメンテナンスを行えば15〜20年以上稼働している現場も珍しくありません。

まとめ:CNC旋盤の基礎知識から導入のポイントまで

CNC旋盤の基本から導入のポイントまで解説してきました。 最後に、記事の要点を振り返っておきましょう。

  • CNC旋盤はコンピュータ数値制御で高精度な旋削加工を自動化できる工作機械で、NC旋盤とは実質的に同じ意味
  • 種類は主軸台固定型・スイス型・タレット旋盤・2スピンドル・複合加工機・立型・正面旋盤の7種類があり、加工対象に応じて選定する
  • 価格は新品で100万〜2,000万円以上、中古で16.5万〜880万円と幅広い
  • 導入時は「加工目的・生産量・メンテナンス体制」の3点を事前に確認しておくと失敗を防げる
  • 主要メーカーはDMG森精機・オークマ・ヤマザキマザック、CNC自動旋盤はツガミ・シチズンマシナリー・スター精密が有力な選択肢

CNC旋盤は高額な設備投資になるからこそ、自社の加工ニーズに合った機種を慎重に選びたいところです。

工作機械の売買・レンタルをご検討の方は、お気軽にご相談ください。